スタンドポッドという商品があります。
一眼レフなどのカメラを支える三脚の部類ですが、足が1本なので、一脚にカテゴリーされます。
【一脚】は三脚よりも安定性には欠けますが、設置面積が小さくて済むというメリットがあります。
スタンドポットは『一脚であり、簡易三脚』です。一脚としての利用と同時に、小さな三脚としても使うことができます。↑画像はスタンドポッドの足の部分です。
『SLIK スタンドポッド』 一脚兼簡易三脚 スタンドポッドを買ったのでレビューします
足の部分は稼働します。伸ばした状態では一脚として使えます。
足の部分が開いて、小型の三脚として使えます。
商品は複数あって、スタンドポッドとスタンドポッド5、スタンドポッド7という商品名があります。似ていますが、規格が微妙に違うので比較して整理してみました。
個人的には、用途が自分にマッチした『スタンドポッド』を買いましたが、重量や長さ、価格に違いがあります。購入前にあらかじめ比較してみましょう。
スタンドポッド|スタンドポッド5|スタンドポッド7の比較
『スタンドポッド』『スタンドポッド5』『スタンドポッド7』は、どれも簡易三脚になる一脚です。
それぞれ細かな違いがあります。
スタンドポッド | スタンドポッド5 | スタンドポッド7 | |
---|---|---|---|
特徴 | 全長が長い 1.775mまで伸びる | 短い・軽い 持ち運びに有利 | 対加重2kgまで可能 重いカメラもOK |
重量 | 720g | 680g | 955g |
全長 | 1,775mm | 1,540mm | 1,750mm |
縮長 | 720mm | 620mm | 745mm |
耐加重 | 1kg | 1kg | 2kg |
ミニ三脚 として使用 | 可 | 可 | 可 |
水準器 | なし | あり | あり |
金額はスタンドポッド < スタンドポッド5 < スタンドポッド7です。
(数字なしの)スタンドポッドは、全長が1,775mmで一番長さがあるのが特徴です。例えば、子供の運動会でカメラをかまえるときに、前に人がたくさんいる状態などに便利な高さです。
スタンドポッド5だと154cmなので、そんな状況では撮影しにくくなります。前に高い障害物がない場合や、椅子に座って撮影する場合に向いています。
スタンドポッド5の利点は重量が軽い点です。少しでも荷物を重くしたくない場合に選択肢になるかと思います。また、スタンドポッドではなかった水準器が搭載されています。
スタンドポッド7は耐荷重が2kgと、性能が向上しています。その分、一脚自体の重量が重くなっているデメリットがあります。
個人的には長さ重視で『スタンドポッド』を選びました。価格は5,000円程度で、一番安かったです。
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3種のスタンドポッドの、どれを選んでも安定性は一般の三脚より劣ります。全長にかかわらず、設置したまま放置する(席を離れる)使い方は向いていません。軽く手で支えつつの使用を想定しましょう。
ちなみにですが、スタンドポットではなくスタンドポッドです。Amazonなどで検索する場合は、注意しましょう。スタンドポットで入力すると検索ヒットしにくいです。
通常の一脚より安定し、三脚より場所をとらずに置けるのが利点です。こういったいいところ取りの商品を製造してくれるメーカーさんには本当に感謝です。SLIKというメーカー名は『スリック』と読むようです。
『スタンドポッド5』は、最も軽量な点がメリットですが、高さが154cmなので、用途を考えて選ぶといいでしょう。154cmだと、高い大人の身長を超えることができません。立ち見客の後ろから撮影しにくい、という点に注意ておきましょう。
『スタンドポッド7』は安定性と、対加重がUPしています。その分、全体重量がUPしています。
水準器について
『スタンドポッド5』と『スタンドポッド7』は水準器が付いていますが、『スタンドポッド』には付いていません。
↑の画像のようにカメラに水準機能が付いている場合は、そちらを使えばOKです。あらかじめカメラの機能をチェックしておくといいです。
スタンドポッド|必要な設置面積はどのくらいか?
地面に接する三角形の一辺の長さを測ってみました。
一辺の長さは22cmでした。
ですので少なくとも、25×25平方cmほどの空間があれば、設置可能となります。
省スペースでおけるのがメリットです。例えば、会場が混みあっている場所での撮影を想定しているといった具合です。重宝します。
開封レビュー
高さを重視して、『スタンドポッド』を購入しました。全長が最も長く、価格が一番安いものです。
届いたダンボールの状態。
ダンボールの中身。商品箱は比較的コンパクトです。専用の収納袋があるので、商品箱の出番はあまりないです。
外箱のイラストです。運動会・入学式・発表会での需要をねらった商品といった感じです。本格的な撮影にこだわる場合は、安定感が三脚より劣るので不向きです。
中身は本体と保証書、そして説明書です。専用の袋が便利です。コンパクトに持ち運びが可能となっています。
三脚と一脚の比較
一脚のデメリット|安定性重視なら三脚を買うべき
三脚の利点は安定性です。高さを伸ばせば伸ばすほどに、より不安定になりグラつきやすくなります。取り付けるカメラの重量やバランスによって、不安定さが増します。また、風が吹く可能性がある屋外での撮影では、三脚ですら倒れてしまうこともあります。
今回の『スタンドポッド』は、あくまで簡易三脚になる一脚です。撮影場所から離れて放置する、といった使い方はしないようにしましょう。学芸会の動画撮影など、放置しておきたい場面でも、手で支えながら使いましょう。
誰も触らなければ、手を離していても倒れることはないです。ただし、ちょっと肩が当たってしまう、などといった事故は起こりえます。常に手で支えながら使う商品と認識しておきましょう。
一脚のメリット|場所をとらない・軽い
今回の『スタンドポッド』の重量は720gです。
長さは720mmから1,775mmまで調節可能です。十分な高さが確保できます。
通常の三脚と比べて、必要となる設置地面の広さが1/4くらいになります。
4段階で伸長します。最も伸ばしていくと、カメラレンズ位置まで180㎝ほどになります。例えば、入学式などで後列からでも撮影可能な高さになります。
↑画像は、NikonのD60という、ちょっと古いカメラとズームレンズ(AF-S DX VR Zoom-Nikkor 55-200mm f/4-5.6G IF-ED )を取り付けた状態です。レンズ+カメラの重量は、合計900gくらいです。結構重いですが自立させることができています。
ただし、自立できるからといって、手を離して放置するのには不安を感じる状態です。ちょっと何かがぶつかったり、強風に煽られれば、すぐに倒れてしまいそうです。
メリット|分解して、ミニ三脚として利用可能です
スタンドポッドは、簡単に分解することができます。
ポールを使わずに、雲台と三脚のみにした場合は『ミニ三脚』としても使用することができます。
ミニ三脚は写真のように非常にコンパクトにたたむ事ができます。これ単体であれば、さらに持ち運びも便利です。
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