『DiskStation DS216j』へのHDD取り付け方とセットアップ方法を解説します。
Synology社製『NAS DiskStation DS216j 』
Synology社製『NAS DiskStation DS216j 』を購入して設置・設定しました。
Synology社は、台湾メーカーということもあって日本語説明書は付属していません。あらかじめ組み立て・PC設定を確認しておきましょう。
ネット注文して届いたところから。
製品箱は綺麗でしっかり作られています。梱包は加減ではなく不備なしです。
内容の確認です。本体、アダプター、ビスが2種類と、LANケーブル・『Quick Installation Guide』というガイドが1冊入っています。
本体は白くシンプルです。4隅の足がゴム製で滑り止めとなっています。
HDDをNASに取り付け|HDDは最大2台入ります。HDD1台だけでも動作します。
NAS本体を開く
付属ガイドQuick Installation Guideを見てみると日本語も英語もなく、文字による説明はないです。説明文がなくイラストだけでした。
内容的に絵だけで伝えて、万国共通としているようです。少々そっけない感じがしますが、内容的には伝わる感じです。
イラストの説明に従っていきます。まずは本体をスライドさせて開けます。↑画像のように簡単に開くことができます。
開いた状態です。側面に冷却ファンとLANの差込口、USB3.0が2カ所あるのがわかります。
中には2箇所にHDDが入る構造になっています。
HDD WD Blueを開封
用意しておいた内蔵ハードディスク 3.5インチ 1TB WD Blue WD10EZEXを取り付けます。
ハードディスクの選び方については別記事で書いています。
ハードディスク(WD10EZEX)は1個だけ購入しました。1TB、RAID1対応、耐久性はまあまあの安価なタイプです。うまく使えたら同じHDDをもう1個買う予定です。
予算が厳しければ、HDDは安いバルク品を買うのもひとつの選択肢かと思います。今回のはバルク品ではないです。Amazonで5,000円くらいです。容量を増やすと高くなりますので予算と相談です。4TBだと10,000円くらいになります。
HDDのセット
このような方向で設置します。2台のHDDをセットできます。
説明書の2.5″と3.5″と書いてあるのはHDDが2.5インチの場合と3.5インチの場合という意味です。2.5インチと3.5インチどちらも取り付け可能ですよ、と言いたいようです。
今回は3.5インチを1個とりつけますが、2台目も3.5インチの同機種をつける予定です。同一型のHDDを2台用意するのが基本です。
2台目のHDDを買うとミラーリングできます。
こういった向きでHDDを着ければOKです。上がDISK1で下がDISK2です。1台だけ取り付けるのでDISK1のみです。付属のネジを使い4箇所で固定します。
左のネジがHDD固定に使用するものです。予備として2個余計に入っています。右のネジはカバーを固定するときに使うものです。こちらも予備として1個多く入っています。
プラスドライバーの用意が必要です。
見えにくいですが『HDD1』と『HDD2』と書いてあります。ネジ下に黒いゴムが設置されています。これにより衝撃や長時間の稼動による振動でネジが緩んでくるのを防止します。
取扱説明書のQuick Installation Guideを見ていくと、外ブタを閉め、2箇所ビス止めするように指示があります。
実際に固定するとこんな感じです。
次にガイドにしたがって、①電源ケーブルをコンセントに挿して、②LANケーブルを取り付けます。③NASの電源を入れればOKです。
④ガイドの右下にアドレスが書いてあります。これはPCでこのアドレスを入力すると、同一ネットワーク上にあるNASを見つけてくれるという意味です。
Webブラウザ上でアドレスを入力するとNASの初期設定を開始できます。
DiskStationの初期設定画面を解説
Webブラウザ上で先ほどのアドレス(http://find.synology.com)を入力すると、同一ネットワーク上のDiskStationを検出してくれます。
無事に検出されたら上の様な画面になるので接続ボタンをクリックします。
ロード画面が出るためしばらく待ちます。
DSM(DiskStation Manager)のインストール画面になります。今すぐインストールをクリックします。
OKをクリックします。
インストールが始まります。ここは数分間かかりますので焦らずにじっくり待ちます。
100%になると自動で次の画面へすすみます。
10分間のカウントダウンが始まります。正確に10分ではなく、多少時間に差異があります。
上画像のように、管理者アカウント作成画面が出てきます。それぞれ入力します。
- サーバー名:今回設置しているNASに名前をつけます。任意の名称でOKです。
- ユーザー名:NASを使う管理者(管理者アカウント)の名前を決めます。
- パスワード:ユーザー名(管理者アカウント)に対するパスワードを決めて入力します。
ユーザー名は、複数のユーザー名を設定できます。家族など複数ユーザーでNASを使うような場合も、後からユーザーを足していくことが可能です。
サーバー名・ユーザー名・パスワードは、どれも後から変更可能です。任意の名所なので忘れないように控えておけば大丈夫です。
入力したら画面の次へをクリックしてください。
次へをクリックします。
ここも次へをクリックします。
QuickConnect設定画面です。
設定してQuickConnectのIDとパスワードを持つことにより、インターネットにつながる環境であればどこからでもNASに接続できるため便利なサービスです。登録が必要です。
- メールアドレス
- パスワード
- QuickConnect ID
任意でそれぞれ入力して、次へをクリックします。QuickConnect IDは先ほどのサーバー名、ユーザー名とは異なります。
ショートカットをパソコンのディスクトップに作っておくことができます。
次へをクリックします。
推奨パッケージのインストール画面です。
インストールをクリックすると表示されている推奨パッケージがインストールされます。インストールで問題ありません。
スキップすると後からインストールすることもできます。
インストール済みのアプリケーション(=推奨パッケージ)に緑丸のチェックが入っていきます。全てインストールが終わるまで待ちます。
移動をクリックします。
設定が終わりDSMの画面になります。
この画面でNASの色々な操作ができるようになります。
ここまでくれば一通りの設定作業が完了したことになります。
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