ドル円は143円後半~145円のボックスで推移しています。(2022.10.4時点)
ほとんど動きがなく、硬直していますね。
145円付近のラインが硬いです。
9/22の日銀介入で140.3まで下げた後、
結局は、ほとんど介入前まで戻し、ボックス形成して硬直です。
ドルも、円も、ここ一週間は弱く、ポンドとユーロが買われている流れです。
ポンド・ユーロはかなり売られているため、一時的な逆行ターンとなっています。
ドルと円が一緒に動いているため、ドル円のペアは動きにくい状態です。ここであえてドル円をねらっていく必要性はない地合いです。ドル安&円安で調整がきていれば、クロス円や米国株で取り引きする方が有利かもしれません。また、ドル高&円高であれば、ドル円よりもドルストレートの通貨ペアの方を見に行ってみます。
流れについていくために、複合的なチャート分析の継続が重要です。
- DXY(ドルインデックス)
- 米国債2年・5年・10年物利回り
- 米国株指数(ナスダック、SP500、ダウ平均)
- ドルストレート(EURUSD、GBPUSD、AUDUSD、NZDUSD、CADUSD、CHFUSD)
- 原油
- 金
- VIX(恐怖指数)
↑のチャートはだいたい毎日チェックしています。どうしても昔からのクセで、ドル円から見に行ってしまいます。本来、ユーロドル(EURUSD)からでいいのかもしれませんね。
使っているツールはTradingviewです。すでにほとんどの方は使っていると思います。FX以外のチャートが同時にチェックできるので非常に便利ですね。トレンドラインなどは一度ひいておけば保存されます。
ドル円|10/3(昨日)のダマシ?について
基本的には、ボックスをブレイクしても、2度目の介入警戒がある点と、ボックス圏のショートの損切ライン(145.9~156付近)を超えて上方向に走っていくケースは考えにくいという点から、
現在、ロング待ちは非常に分が悪いと考えるべきでしょう。
分が悪いので、ボックス圏ブレイクでのロング待ちはせずに、介入待ちという消極的なプランが優勢です。
それでも果敢にロングをねらっている場合、ボックス圏からの脱出の可否は非常に気になるところです。
先日(10/3)では、僅かに上昇の兆しが見えました。しかし、結局また元のボックス圏に戻っています。
この僅かな上昇は、そもそもダマシだったのか?
結論、「ダマシですらない」というのが答えでしょう。
この9/28から10/3にかけてのボックス圏での、ドルと円のそれぞれの通貨の動きを分解すると、
- ドルは下がっています。
- 円も下がっています。
ドルも円も下がっている(売られている)傾向のため、結果ドル円は横ばいといった状態です。
これはドルインデックス(DXY)をみれば一目瞭然です。
9/28のロンドン市場から、下げトレンドに切り替わっています。
少なくともDXYが反転してこないと、流れは変わってこないでしょう。
ブレイクの判断|ドルインデックス1時間足にて
ここで、先ほどの「ダマシだった?」と思えた時間帯のドルインデックス(DXY)は、どうだったのでしょうか?
ひとまず、ひとつ下のローソク足を見に行くことが重要です。
4時間足だったので、1時間足を見に行きます。
付近の時間帯の1時間足です。
トリプルボトムからの買いサインのダマシがあるよう見えます。
しかし結局のところ、買いサインは否定されています。そもそもトリプルボトムの形としてかなり微妙ですね。
ドルインデックスの反転まで、まだ時間がかかりそうです。
まとめ|結局、なにを見ているのか?
前提として、現在はドル円主体のトレードは優位性がないです。
それでも、あえて将来のため、ドル円をみていく場合、
- 2度目の介入警戒による動き(ドル円上昇の動きが鈍い)
- ロング待ちなら、ショーターのストップ圏(ボックスブレイク➡追従は危険信号)
- ドル単独、円単独、他通貨の動き(ここ1週間はポンド・ユーロのターンだった)
- ドル単独は、ドルインデックスの反転待ち
これらの要素を、複合的に追っていくと良さそうです。