ドル円は9/22に日銀による歴史的介入がありました。ボラが高くなり、ここで混乱すると足元をすくわれそうです。
ドル円について、流れを整理しました。超長期から短期までの整理です。
現在、ファンダメンタル的には、大枠はドル高円安方向なのは変わらず。ドル高が進んでいるのは、当然のことながら、Fed利上げが続いているためですね。ドル円の上昇は、日米金利差の拡大によるものと捉えます。この大枠な流れが最重要。
- 大枠はドル高の方向で
- ドル円は介入警戒がまだ残っていそう。上値が重め(上昇方向の幅が狭め)
- ドル円レートは、いったん139円・137円と下がるケースも想定
- ドル円レートは、下げ・レンジを作らずにジリジリ上がってくるケースも想定
下方向では、いったん139円や、137円付近まで下がるケースも想定しています。
複数ケースを想定しつつ、チャンスがあればトレードしていきます。
ドル円|長期
基本に戻って、長期目線から。
- 160.40(1990年4月高値)
- 147.67(1998年8月高値)
- 142.10(1991年6月高値)
- 135.16(2002年2月高値)
気にしている水平線は、↑の4つ。
付近でもみ合うか、損切や利食いポイントの目安にしますが、想定の幅は当然広いです。
2022年から、ドル高円安方向に激しく上振れています。それまでの長期の円高トレンド(下落トレンド)がやぶられています。
それもあってか、かなり過去に遡っていかないと、ポイントとなる水平線がありません。
現在の価格である143.3に近いのは、147.6と142.1円付近です。これらの価格帯に水平ラインを引いて意識しておきます。
長期目線のため、想定幅が広くなるとはいえ、これらのライン付近で、もみ合うことが予想されます。
ドル円|日足
平行チャネル|割と効いている?
ドル円は現在、誰がどうみても『上昇トレンド中』です。上昇トレンドには、かなり多くのトレーダーがトレンドラインを引きます。なので自分たちもトレンドラインを引いて意識することになります。皆が皆、同じようなところに引きそうなトレンドラインを探して引きます。
上昇トレンドであれば、複数の安値を探して引きます。
今年2022年からの上昇トレンドに引いています。図では、平行チャネルラインにしています。チャネルラインにしたのは『なんとなくチャネルラインがうまく引けそうだから』。そのような理由なのでチャネルの下の線(トレンドライン)は信頼性が高め、チャネルの上側のラインは信頼性低めととらえています。
図では、青ラインで引いたチャネルです。3点にできるかもですが安値の接点が2点で少ないので信ぴょう性は低め、とはいえ日足チャート上なので、信ぴょう性は中の上くらい。
日足レベルではこのチャネルと、139円と131.4円付近の水平線(青ライン)が重要。
これらは意識される可能性が高いです。
エリオット波動|スルーでOK
また、エリオット波動が引けます。この場合、現在は5波目です。
ただし、わずかに4波が1波の高値を割り込んでいる点、
3波目が弱いので、基本原則から外れそうです。(3波<1波&5波となるのは原則から外れます。)
このエリオット波動は割と引きやすいので注目したくなりますが、現時点であまり気にする必要はないでしょう。
5波がもう終わって修正波になるのか、まだ続くのかは不明です。
修正波が始まれば、5波が終わったとされるでしょうし、
ドル高円安の方向に行けば、5波のエクステンションと解釈されるだけです。
ドル円|4時間足
先ほどのチャネル内で予想。
上方向はチャネル上限になりそうな145円後半付近や、その上だと1998年高値の147.67、
下方向は139円、チャネル下限になりそうな137付近が目安になりそうです。
ドル円|具体的な戦略|エントリーポイント
現在、ノーポジです。スイングトレードにおけるUSDJPYの戦略です。
結論、現在のところ『様子見』です。
もっとも、それだと無策なので、複数ケースを想定してチャートを追っていくのか肝心です。
- 現在:ポジションなし
- スイングトレード(日足~4時間足ベース)
- もみ合い・三角持ち合い・ボックス後のブレイク待ち
- 大枠はロング
まずはどこかの価格帯で、レンジ相場が発生するのを待ちます。
レンジが発生したら、そこからブレイクするタイミングを測る、
といった流れが具体的な戦略です。
先ほどの上方向の予想価格・下方向の予想価格は、利食いポイントになってくるポイントです。エントリーできた場合に使うだけです。
下方向レンジブレイクからのショートエントリーが想定されますが、現在の相場ではショートポジションは基本的に持ちません。(スキャルピングを除く)
当然、レンジが発生せずスルスル~と145円~147円まで上がってしまう、といったケースもあるでしょう。その場合は、自分の場合は粛々と見送ります。逆にズルズルと下がり、140円を割ってから下げ止まってくるケースも想定しておきます。前述の平行チャネルを信じること前提であれば、その付近でのエントリーがもっとも理にかなってきます。
スイングトレードでは、ポジションを取る前の様子見期間が長くなるのが常であり、いかに引き付けられるかが勝負どころと認識しています。
ポジションなし・様子見が現状とはいえ、ドル建て資産(SP500やステーブルコインのステーキングなど)を多少なりともポジっているならば、ドル円やドルインデックス(ドル高・ドル安の地合い)の動きは常に追っていく必要があります。
予想のアタリ・ハズレはあるにしろ、
今後の動き・戦略について、引き続きこのブログに載せていく予定です。