ユナイテッドヘルスグループ(UNH)は、米国最大の医療保険会社です。s&p500構成上位にも入っている有名企業です。
超・「押し目買い」専用の米国株として有名(?)なUNHですが、今回の下落相場での「買い場」について。
結論、『まだ待ち』かと思っています。
とはいっても、それではブログのネタになりにくいので、なるべく早めに極少量で買い増ししようと思っています。たとえ数年間含み損でも、気にしない金額でいいと思います。
かなり弱気ですが、米国株は、長期でチビチビ買い下がる戦略を採用しています。底値は拾えることはないものです。
UNH(ユナイテッドヘルスグループ)|日足
日足と単純200移動平均のチャートです。
かなり美しい右肩上がりのチャートです。200本移動平均にタッチしているタイミングが何回かありました。
- 2022年10月(現在)
- 2022年5月~6月
- 2021年10月
- 2021年2月
- 2020年9月
- 2020年3月付近(コロナショック)
↑200日単純移動平均線にローソク足がタッチしているポイントです。
結果論ですが、押し目買いエントリーで絶好のタイミングがいくつかありました。この銘柄は、200日MAがかなり意識されているようです。
他の米国株大型銘柄と200MA
Google(アルファベット)、マイクロソフト、アップル、アマゾン、テスラなどはどうでしょう?
これらのsp500上位の大型株は、全て200MAを割っています。↑チャートのように、Googleの場合は現在50%戻しを達成し90ドル前半を目指していきそうな勢いです。他の銘柄も同様です。
FRBが長期的に金利を上昇させているベアマーケットにおいて、最近では株安が続いています。UNHと差がでているのかが分かります。
UNH(ユナイテッドヘルスグループ)|月足
UNHの月足です。
月足レベルでは、現在の押し目は弱いレベルということが良く分かります。350~400ドル付近まで待ちたいと考える人もいそうですね。ダブルトップが完成しそうなテクニカルの形状も気になるところです。
ユナイテッドヘルスグループ|ここで買い?
これは「予想」ですが、今ここで買った場合、おそらく2~3年後には利益+(おいしかった)になっていそうです。とはいっても、現在UNHの買い増しはしていません。買ったら報告したいと思います。
「200MAにタッチしたから買い」だけでは投資家としての成長がないです。上昇するケース・下落していくケース・もみ合うケースと複数プランニングしておきたいです。
ポイントとして、現在が逆金融相場なのか?逆業績相場なのか?相場サイクルを見極めていくこと。ファンダメンタルズで買う選択肢は出てこない期間です。まずはこれが前提です。
米国債券利回り逆イールドが発生したのが今年(2022年)の1月ですが、本格的な景気後退局面、本来の底打ちと判断するには早すぎるというのが大方の見方でしょう。割安と思っている株がさらに下落し、ディフェンシブと思われる業績の良好な銘柄の下落が続いていくのが本当の始まりかもしれません。
こういった局面では、いかに今持っているポジションが軽いか(現金があるか)という点が重要です。
指数全体で、0.618戻しまで落ちれば、拾っていく安心感がかなりでてきそうです。ポジションがノーポジであれば、逆にそれまで我慢することも容易であり、いつでも分割して買い下がっていくことも可能です。